失意のロナウジーニョ、クラブ世界一のタイトルだけ手が届かない

ロナウジーニョはクラブ世界一のタイトルとは縁がないようだ。

「しばらくサッカーのことを忘れて休みたい」FIFAクラブワールドカップの終了後にロナウジーニョが残したコメントだ。

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ロナウジーニョは本気でクラブ世界一のタイトル獲得を目指してFIFAクラブワールドカップ2013に臨んだ。しかし、準決勝で開催国のラジャ・カサブランカに3対1で敗れ、 ジョゼップ・グアルディオラ率いるバイエルン・ミュンヘンと対戦する前に挑戦は終了した。

そして、3位決定戦の広州恒大との試合では後半42分に相手の悪質なファールに腹を立て、相手の膝を足の裏で蹴り返してしまった。報復行為とみなされ一発退場し、ロナウジーニョのFIFAクラブワールドカップ2013は終了した。

ロナウジーニョがFIFAクラブワールドカップに出場するのは、2006年大会以来2度目だ。2005年にバロンドール、FIFA年間最優秀選手賞を2005年と2006年に受賞し、世界最高の選手といわれてFIFAクラブワールドカップ2006に出場した。準決勝のクラブ・アメリカ戦では1得点1アシストの活躍で観客を魅了したが、決勝のSCインテルナシオナルに1-0で敗れておしくも準優勝だった。

ロナウジーニョの大会と称された2006 FIFAワールドカップは無得点1アシストしかできず、 準々決勝でチームも敗退した。2006年にロナウジーニョはFIFA主催の大会で全く活躍することができず、2006年を境に徐々にピークが過ぎていった。

「ロナウジーニョはすでに終わった選手」だと言われていたが、2012年6月にアトレチコ・ミネイロへ移籍してからは調子を戻し、2013年7月25日にはクラブ史上初のコパ・リベルタドーレス制覇の達成に貢献した。ロナウジーニョ自身も史上8人目となる欧州&南米王者に輝いた。

全てのチームタイトルと個人タイトルを獲得してきたロナウジーニョは、唯一獲得したことがないクラブ世界一のタイトル獲得を目指したが、またもや散々な結果に終わってしまった。自身は2試合連続でFKを沈め2ゴールと観客を魅了したが、タイトルを手にすることはなかった。

ブラジル代表復帰を目指すロナウジーニョだが、「しばらくサッカーのことを忘れて休みたい」と失意のコメントを残した。母国で開催される2014 FIFAワールドカップに元世界最高の選手が出場することはあるのだろうか。

ラジャ・カサブランカとの試合後には、ユニフォームやヘアバンド、スパイクを奪われたり、2試合連続で華麗なFKを決めるなど、ロナウジーニョの人気は健在でした。

ロナウジーニョはPSG(パリ・サンジェルマン)で現役を終えたいとコメントしていたので、PSGがCLを制覇したら是非ロナウジーニョを獲得してもらいたい。



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