九十九里浜にある「地図から消えた海岸」【千葉県・心霊スポット】

夏になると、千葉県の九十九里浜には大勢の海水浴客が訪れます。また、四季を通じて良質な波を求めるサーファーや新鮮なイワシやハマグリなどのグルメを楽しみたい人が訪れる人気スポットです。

そんな九十九里浜に「地図から消えた海岸」というのが存在します。そこは、千葉の有名な心霊スポットとなっています。

真夏でも人っ子一人いなかった地図から消えた海岸

私は、今年の夏に九十九里浜にある白里中央海岸に遊びに行ってきました。問題の地図から消えた海岸は、九十九里ビーチラインを南へ(白子海岸方面)2kmほど進んだところにあります。通り沿いに突然現れる鳥居が目印となります。

お盆の真っ只中だったので、私のグループが遊んでいた白里中央海岸は、人と車で溢れかえってしました。

混雑している九十九里浜の白里中央海岸

ところが、たった数kmしか離れていない地図から消えた海岸は、静まり返っていました。

地図から消えた海岸の様子

真夏の海岸に人っ子一人いないのは、異様な光景でした。

海岸が地図から消された理由

地図から消えた海岸は、かつて「浜宿海岸」と呼ばれていた海岸です。浜宿海岸は、連続焼死事件が発生した場所で、この事件がきっかけで千葉県の有名な心霊スポットになりました。

1982年に浜宿海岸で計3名の男女が立て続けに焼身自殺し、共通点がない死者全員が44歳だったという奇妙なつながりがあったのです。この事件以降、浜宿海岸周辺に度々霊が現れるようになったらしいです。

その他の理由などもあり、遊泳禁止・車両侵入禁止区域になり、最終的に浜宿海岸の名前は地図から消えてしまったそうです。

1982年頃から幽霊を目撃するドライバーが増え始めた。さらに砂浜では人の泣き声が聞こえるという。実は同年に1月、4月、5月と続けて、合計3名の男女が焼身自殺を遂げており、その全員が44歳だった。

他にも当時海岸入り口にあった龍神様の鳥居を撤去しようとしたために祟られたのではないか?とも言われている。なお、海岸では住職により霊を鎮める御祓いが行われた。

調査の結果、浜宿海岸で1982年に起きた3件の焼身自殺について確認が取れた。1982年1月18日午前7時50分頃、同海岸を散歩中の男性が海岸から20mの所で焼けただれた車を発見。トランクからは半ば白骨化した遺体が発見され、車のナンバーから遺体は千葉市在住のバー経営者、A子さん(44歳)と判明。茂原警察署は殺人事件と見て捜査する。

同年4月6日午前7時30分頃、同海岸で車が燃えているのを通行中の運転手が発見、茂原署員が駆けつけた。中には黒こげの死体と横に腕時計と車検証が入った靴が脱ぎそろえてあった。調べによると、遺体は東金市在住のバス運転手、Bさん(44歳)で自宅から遺書が見つかった。

同月21日午前7時50分頃、道路管理事務所所長が炎上中のトラックを発見。遺体は炭化しており車のナンバーから柏市在住の会社員Cさん(44歳)と判明、自殺と断定された。亡くなった3人は皆44歳であり、焼死体と言う共通点はあるものの3人を結びつけるものは特に無い。また1件目の殺人事件では未だに犯人は見つからず時効をむかえ迷宮入りとなる。

当時御払いをした今田錬浄住職(67歳)によると焼身事件が相次いだ1982年5月1日、警察、消防、地元関係者が集まり供養にあたった。供養の要請は自治体の関係者からあり、当日は雨の中死者の霊を慰めた。幽霊などの目撃は噂では聞いたが、当該事件との因果関係はわからない。浜宿海岸にまつわる言い伝えなども特に無く、その事件以外はいたって平和な土地であると住職は語る。

浜宿海岸入り口の正面近くに住む主婦によると、1982年の事件以降も以前と変わらず夏は海水浴客で賑わっていたらしい。だが、もともと海の家などの施設がないために遊泳客の数は少なく、今では入り口が閉鎖されている。近所に大規模海水浴場ができたこともあって泳ぐ人はいない。

白子町牛込に在住のYさんは長年に渡り浜宿海岸の自然保護活動をしており、現在も千葉県の依頼で活動をしている。当時の事件と噂について次のように語る。「事件について良く覚えている。しかし20年近くも昔の事でもあり、幽霊など見た人など実際にはいない。海岸閉鎖は浜宿海岸に生息するコアジサシやウミガメなどを保護する為に車の進入を禁止したために浜宿で泳ぐ人が居なくなったためだ。事件とは何も関係ない」付近住民は子供から大人まで当時の事件と幽霊騒動について知ってはいるものの、実際に目撃した人物につながる情報はなく、あくまでも噂でしかないようだ。

では浜宿海岸の入り口から30mほどの場所に立つ鳥居の撤去問題とは関係があるのだろうか。海岸入り口に面する県道 飯岡~一宮線は1980年頃から千葉県と白子町が共同で工事を始め、同時に自転車道の整備も行われた。海岸線の道は元々広く大規模な拡張工事はしていない。当時、鳥居は木製であったが、道路整備中に現在のコンクリートに立て替えたのかもしれないが、確認は取れない。

結局、3件の焼身事件の事実は確認は取れたものの、幽霊目撃については重要な証言を得ることはなかった。(後略/一部修正)

引用元:浜宿海岸の噂(探偵ファイル)


潜入レポート

インターネットで九十九里浜のディープスポットを調べてみたら、すぐに「地図から消えた海岸」の情報が出てきました。とても気になってので、白里中央海岸に行ったついでに寄ってみることにしました。

九十九里ビーチライン沿いに、いきなり鳥居が現れるのですぐにわかります。この鳥居が不幸を引き起こした原因とも言われています。

千葉県の心霊スポットの浜宿海岸の鳥居

この鳥居の先に海岸があります。車両侵入禁止となっていますが、人の立ち入りが禁止されているわけではありません。鳥居の先は、草が生い茂っていたので他の整備されている場所から侵入してみました。

DSCN0174

ボートが放置されていました。草が伸び放題というわけではなかったので、ある程度管理はされているのだと思います。草むらを進んで、九十九里有料道路の下のトンネルを抜けると海岸が見えます。トンネルは、少し気味が悪かったので写真を撮るのはやめました。

地図から消された海岸には誰もいない

トンネルを抜けると、目の前には真夏の海岸とは思えない光景が広がっていたのです。人と車で溢れかえっていた白里中央海岸とのギャップをもの凄く感じました。地図から消えた海岸にも、普段なら地元の人が多少いるのかもしれませんが、私が訪れたときは本当に誰もいませんでした。

噂が本当なのかどうか不明だが、地図から消えた海岸は確かに存在していました。私が44歳だったらこの海岸に近づくことはなかったと思います。今回は、千葉県の心霊スポットの紹介でした。



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