2014年FIFAワールドカップ開催国ブラジルの気候問題

サッカーの2014年FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会の組み合わせ抽選会が6日午後1時(日本時間7日午前1時)からブラジル北東部のコスタドサウイペで行われます。

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グループリーグの組み合わせも気になるところですが、国土の広いブラジルでは試合会場や試合開始日時も影響を与えます。

そこで今回は開催国ブラジルの特徴や試合会場について解説します。

2014年FIFAワールドカップは2014年6月12日から7月13日にかけてブラジルで開催されます。同大会はFIFAワールドカップとして20回目の記念大会となります。ブラジルでの開催はマラカナンの悲劇の1950年以来で64年ぶりです。

【マラカナンの悲劇】

1950年7月16日にリオデジャネイロのエスタジオ・ド・マラカナンでFIFAワールドカップ・ブラジル大会の決勝リーグ第3戦、ブラジル対ウルグアイの試合が行われ、ブラジルがウルグアイに敗れ優勝を逃しました。199,854人の観客が集まったマラカナンは静まり返り自殺を図る者まで現れました。結局、マラカナンで2人が自殺、2人がショック死、20人以上が失神とブラジルサッカー史上最大の事件となりました。

 

ブラジルの国土は東西に4500キロ・南北に4700キロと世界で5番目に広く、移動も大変で地域によって気温差が激しいです。大会が開催される6月の南半球は冬ですが、赤道直下の北東部の会場は高温多湿で冬でも昼間の気温が30度を超えることもあります。

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北東部のフォルタレザ、ナタル、レシフェ、サルバドルの4都市の会場は高温が懸念され会場です。しかし、高温が懸念される会場にも関わらず、7試合の開始時間が午後1時に設定されています。同様に北西部のマナウスも熱帯雨林気候だが、午後3時開始の試合が2試合予定されています。

FIFAのブラッター会長は3日の記者会見で2014年FIFAワールドカップの時間変更を認めない方針を示しています。組み合わせ抽選結果によっては移動時間の長さや気候の対応が必要になります。対戦相手と同じくらい、試合会場がどの都市になるのかが重要なポイントです。

特にブラジル北東部の「フォルタレザ」「ナタル」「レシフェ」「サルバドル」、内陸部の「クイアバ」、アマゾン川流域にある「マナウス」での試合は厳しい戦いになりそうです。

2014年FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会の組み合わせ抽選会は本日行われます。組み合わせも気になりますが、試合会場にも注目しましょう。



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