本当に遊園地での告白は成功率が上がるのか?

遊園地は告白スポットの定番

遊園地は、定番のデートスポットですね。絶叫マシンに乗って絶叫したり、お化け屋敷で一緒にドキドキしたり、観覧車に乗ってまったり過ごしたりと楽しみ方がいろいろあります。

それから、遊園地は告白スポットとしても人気がある場所です。「遊園地で告白すると成功率が上がる」という都市伝説のような話を耳にしたことがありませんか?

実は、恋愛心理の観点からみると、あながち間違っていない話なのです。

人間はドキドキを恋のときめきと勘違いする

遊園地には、人をドキドキさせるものがたくさんあります。ジェットコースターのような絶叫系の乗り物、お化け屋敷のようなスリリングな空間、観覧車のようなハラハラする高所などが揃っています。

遊園地にあるものは、生理的な興奮状態をうまく作り出すことで、人をドキドキさせてくれます。実は、このスリリングな状況から生まれるドキドキは、恋のときめきと非常に似ています。

吊り橋理論と呼ばれる生理的興奮が対人感情にどう関わるかを調べる有名な実験があります。

実験は、18~35歳までの独身男性を集め、渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない橋の2ヶ所で行われた。男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた。その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。結果、吊り橋の方の男性からはほとんど電話があったのに対し揺れない橋の方からはわずか一割くらいであったというものである。揺れる橋での緊張感を共有した事が恋愛感情に発展する場合があるという事になる。


引用元:吊り橋理論(Wikipedia)


この実験結果には、錯誤帰属という心理状態が働いています。錯誤帰属とは、自分の体験に間違った意味づけをしてしまうことです。この場合は、吊り橋の揺れで感じたドキドキを異性と出会ったドキドキと勘違いしているのです。

人は、あいまいな状況から発生した生理的興奮を恋と勘違いしてしまうことがしばしばあります。恋人にしたい人がいるなら、一緒に遊園地でスリリングな体験をしたり、興奮して盛り上がってみて下さい。相手がそのドキドキを恋のドキドキだと勘違いしてしまう可能性は十分あり得るからです。

富士急ハイランドは、絶好の告白スポットになると思います。ただ、絶叫し過ぎたり絶恐し過ぎたりして、かっこ悪い姿をさらさないように注意しないといけませんね。

開放的な場所も恋が生まれやすい

告白の成功率は、場所という要素が少なからず関わっています。他にも告白の成功率が上がったり、ナンパの成功率が上がる場所があります。

その代表格は、夏のと冬のゲレンデです。海辺の開放的な雰囲気やゲレンデの美しさが恋心を芽生えさせてくれるのは事実です。恋愛と空間環境は、とても密接な関わりを持っています。

人は、快適な空間にいると対人的評価が好意的になります。それは快適な気分がそのまま他人に抱く感情に影響を及ぼすからです。これをフィーリンググッド効果と呼びます。

告白やナンパは、相手が心地いいと感じる環境で行うと、成功率がグッと上がるといわれています。視覚や聴覚だけでなく、その場の温度や湿度などの体感、風や香りなどの空気の質感なども対人的評価に影響します。

要するに、相手がうっとりするような空間が恋愛感情を高めるわけです。恋愛において場所という要素は重要なのです。

終わりに

恋愛心理学に基づいて考えると、何でもない場所で告白するよりも遊園地や開放的な空間で告白する方が成功率が上がります。

ただ、吊り橋効果で成立した恋愛やフィーリンググッド効果で成立した恋愛が長続きするかどうかは、まったく別の話です。恋人同士になってから本当に重要な局面を迎えます。相手が錯覚から覚めたときに心をしっかりつなぎとめましょう。

恋人への第一歩として遊園地に誘ってみませんか?



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