ノロウイルスに感染したときの対処法は?

ノロウイルスに感染したらどうすればいい?

ノロウイルスは、小さな球形をしたウイルスで11月から3月にかけて食中毒の主な原因物質となります。学校や高齢者施設などで集団感染が発生するのが特徴の一つです。

ノロウイルスは、人だけに感染するので人以外の生物や食材中で増殖することはありません。人から人への感染を防ぐために、手洗いやうがいなどを頻繁に行いましょう。また、ノロウイルスによる食中毒を防ぐには、食べものをよく加熱することが大切です。

ノロウイルスに効く特効薬はない!脱水症状に気をつける

ノロウイルスに感染しても、すぐに吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が現れるわけではありません。1~2日の潜伏期間を経てから発症します。症状が現れてから2~3日間は下痢や嘔吐、発熱に苦しむことになります。

ノロウイルスに効く特効薬はありません。病院で治療を受けなくても、体の免疫力だけでたいていは治ります。ただし、ここで注意しなければならないのが脱水症状です。脱水症状になってしまうと病院での治療が必要になります。

脱水症状にならないように十分な水分補給を心がけましょう。また、小さい子供やお年寄りの場合は、吐いたものによる窒息に気をつけます。側臥位(そくがい)の姿勢にして様子を見ます。

横向け寝が推奨される理由としては、仰向けにすると嘔吐によって胃の内容物が出てしまった場合に気道を塞いで窒息するおそれがあるためで、これを予防する上で嘔吐にも対応し易い体制をとらせるものである。また呼吸も仰向けより横向き寝のほうが負担が少なく楽であるなどの理由もある。

引用元:回復体位(Wikipedia)


ノロウイルスに感染したときの対処法

ノロウイルスに感染したときに、絶対にしてはいけないことがあります。素人の判断で下痢止めや吐き気止めなどの薬を飲むことです。激しい嘔吐や下痢を繰り返す理由は、病原体を体外に排出するためだからです。

だから、薬を飲んで無理に止めてしまうと回復が遅れます。発熱や頭痛など、風邪と似た症状の場合でも、勝手に判断して風邪薬を飲んではいけません。かえって症状を悪化させてしまう危険性があります。

対処法としては、安静が一番です。嘔吐の症状があるときは、我慢させないでトイレや洗面器などにそのまま吐かせます。嘔吐や下痢が激しいときは、水分を補給して脱水症状を防ぎます。

寒気があるときや手足が冷えているときは、毛布や湯たんぽなどを使って体を暖めます。熱があるときは、氷枕を頭に当てましょう。無理をしてまで病院に行く必要はありません。

医療機関に行くときは「どんな症状があるか」「嘔吐物やふん便の詳しい状態」「いつ、どこで、何を食べたか」「一緒に食事をした人に同じ症状があるか」「ペットとの接触の有無」を正確に伝えられるようにしましょう。

終わりに

ノロウイルスに感染しても数日でほとんど治ります。感染したときの対処法としては、安静にすることと薬を飲んで吐き気や下痢を止めないことです。

ノロウイルスは、ほぼ毎年流行する病気となっていますので、知識をつけておくと便利かもしれませんよ。これからのピークに備えましょう。



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