サッカー日本代表と対戦するコロンビアはスター軍団
サッカーの2014年ワールドカップのグループリーグの組み合わせが決定しました。日本代表はグループC組でコロンビア、ギリシャ、コートジボアールと対戦することになりました。
メディアでは比較的楽な組み合わせ結果になったと報道しておりますが果たして本当に楽な組み合わせなのでしょうか?
そこで日本代表と対戦する3カ国について紹介します。今回はシード国のコロンビアについて紹介したいと思います。
コロンビア対日本 2014年6月24日16時キックオフ 会場:クイアバ
・コロンビア(4大会ぶり5回目)
コロンビアは1998年のフランス大会以来の出場になります。コロンビアの英雄バルデラマが引退してから、ワールドカップに出場することができず苦しい時期を過ごしていました。現在の注目選手はASモナコに所属するエースストライカーのラダメル・ファルカオです。世界でも屈指のストライカーの台頭でコロンビアはワールドカップ出場権を獲得しました。
ファルカオはFCポルト時代に才能を開花させ、2010-11シーズンにはUEFAヨーロッパリーグの優勝と得点王を獲得しました。翌シーズンにはスペインのに移籍し、2年連続でUEFAヨーロッパリーグの優勝と得点王を獲得しました。生粋の点取り屋のファルカオを個人で止めることができるディフェンダーが現在の日本代表にはいないので、本大会までに守備の組織を再生させることが大きな課題です。
(※ファルカオの写真です)
もう一人の注目選手は欧州のビッグクラブが注目する逸材でファルカオと同じASモナコに所属する22歳のハメス・ロドリゲスです。ハメス・ロドリゲスはドリブルやパスの技術が非常に高く、違いを生み出すことができるので自由にプレーさせると非常に危険な存在です。
コロンビアの優れている点は攻撃だけではありません。南米予選を16試合13失点の最少失点で突破した守備力にも注目するべきです。ベテランのペレアはアトレティコ・マドリードなどで活躍した経験豊富なDFです。他にもグアリン、アルメロ、スニガ、ムリエル、クアドラード、ジャクソン・マルティネスなど多数の選手が欧州の主要クラブで活躍しています。
さらにコロンビアを率いるのはアルゼンチン出身のペケルマンです。ユース年代の育成に定評がある有名な監督です。ボールを支配してゲームを組み立てることができるし、場合によってはダイレクトなサッカーをします。現在のコロンビアは選手にマッチした戦術を採用するペケルマンらしいチームです。コロンビアとの戦いは厳しい展開になることが予想できます。
コロンビアと日本の対戦は第3戦になります。コロンビアが連勝して突破に大きく近づいている可能性も十分に考えられます。その状況の場合、非常に日本は有利な戦いになると考えられます。なぜなら、決勝トーナメントの1回戦でウルグアイ、イタリア、イングランドのいずれかの国と対戦することになるので、疲労を考えて主力を休ませる可能性があるからです。
コロンビアのスター選手揃いのベストメンバーとの戦いなら非常に厳しいですが、ワールドカップには短期決戦ならではの戦い方が存在します。日本もコロンビアとの対戦を前にグループリーグ突破に大きく近づいていることが理想ですね。
しかし、コロンビアと日本がギリシャとコートジボアールに連勝することは想像しにくいです。グループCは実力が拮抗しているからこそ、厳しい組み合わせなのだと思います。グループCで頭一つ分抜けているチームはコロンビアで間違いありませんが、最大の曲者は守備に定評があるギリシャです。コロンビアが初戦でギリシャの守備を破ることができるかがこのグループの大きなポイントになるでしょう。次回は堅守速攻型のギリシャについて解説させて頂きます。
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