加齢臭はいつから発生するの?原因物質のノネナールって何?
加齢臭は耳の後ろが臭くなる?
「服を洗っても臭いが取れない」「加齢臭で枕が臭くなる」「なんだか頭皮が脂臭い」加齢臭が気になってくると、このような問題が発生してきます。「加齢臭は耳の後ろが臭くなる」という定説がありますが、これは本当です。耳の後ろは、皮脂の分泌量が多いのですが、あまり意識して洗わない部分なので臭いが発生しやすい傾向にあるようです。
ところで、加齢臭はいつごろから発生するのでしょうか?漠然とおじさんになったら発生してくるものだとはわかっていても、いくつになったらおじさんなのか、具体的に何歳頃から発生するものなのかは意外と知らないものです。
私自身、加齢臭の兆候はまだないけど、いつ頃から本格的に注意しなければならないのか気になっています。そんなこんなで加齢臭について少し調べてみました。
そもそも加齢臭って何なの?
加齢臭とは、人間が分泌した皮脂が酸化することによって発生する脂っぽい臭いのことです。汗が菌によって分解されることで発生するワキガとは原因が異なります。加齢臭の原因となる皮脂は、高齢者だから多く分泌されるというわけではありません。加齢臭は、20代の若いころから発生することもあるし、男性だけでなく女性からも発生することもあります。
つまり、加齢臭は年齢や性別を問わない問題なのです。
加齢臭の原因物質のノネナールって何?
加齢臭の原因となる皮脂の分泌量は、一般的に30代がピークと言われています。加齢臭は、ノネナールという酸化物質が原因で発生します。ノネナールは、皮脂中の脂肪酸と過酸化脂質が加齢に伴って増加し、この2つの物質が反応してできます。ノネナールは、いくら石鹸で体を洗っても完全には取り除くのは難しいです。
では、加齢臭やノネナールはどうやって防ぐのでしょうか?
ノネナールができないように、汗や皮脂をこまめに取り除いたり、抗菌剤や抗酸化剤が配合されている美容液などで皮膚の菌や皮脂の酸化を抑えたり、乳液を使って皮膚の乾燥を抑えるなどの対策があります。
きちんと風呂に入り、石鹸で体を洗っていれば大丈夫だと思うのは大きな間違いです。加齢臭は、専用の塗り薬やスプレーを使う必要があるのです。
加齢臭は一日のいつごろに発生するのか?
実は、皮膚の表面に出てきた皮脂はそれほど臭くないんです。しかし、出てきた皮脂が汗や古くなった皮脂と混ざり合い、時間が経過すると酸化して臭いが発生します。また、汗や皮脂が菌や微生物により分解されると臭いが発生します。皮脂が酸化した臭いが発生しやすいのは、風呂から出て着替えてから12時間後くらいといわれています。ただ、加齢臭の出やすい人は、目安よりも早く臭い始めますし、そうでもない人は、12時間以上経過しても臭いは気になりません。
脂性の人も臭いやすく、だいたい昼前から脂っぽい臭いが発生するようです。シャツの洗い方が悪かったり、体の洗い方が悪かったりする場合もあるので一概には言えないんですけどね。
終わりに
30代に突入したら加齢臭と戦う準備を始めないといけないようですね。皮脂の分泌量を抑える努力が必要になるかもしれません。朝の電車やバスの車内で漂っている汗臭さや加齢臭は絶対に避けたいところです。臭いはできる限り抑えたいと思うものですね。
【スポンサーリンク】