神道は神社神道と教派神道に分けられる

神道は、古くから日本人に受け入れられてきた宗教です。明治維新のときに国家宗教として認められました。

日本は、神道を国家の中心に据えて運営していこうとし国家神道と称しました。

明治維新の前までは、仏教が勢力を保持しており日本の宗教の中心となっていたそうです。明治維新を契機に神道が巻き返しを図ったのです。

第二次世界大戦後は、国家神道という考え方を見直し、国から特別扱いされることはなくなりました。

神道を信仰しているという自覚を持っている人は少ないでしょうが、日本人は神道の行事を日常の生活に取り入れています。

神道は、神社神道教派神道に大きく分かれます。

神社神道とは

神社神道とは、全国各地に所在している神社を中心とする神道です。八万余の神社を統括しているのが神社本庁です。神社本庁では、三重県伊勢市にある伊勢神宮を本宗としています。

一般的に神道とは、神社神道のことを指します。神社神道は、比較的新しくできた言葉で、明治維新以降、教派神道と区別するためにできたといわれています。

教派神道とは

教派神道とは、教祖が神道的な教義に基づいて始めた神道のことで、宗教機能を持つのが特徴です。各教団が独自に教義や教典を持っており、布教などによって信者を獲得していきます。

教派神道は、明治時代に国家から公認された「神道十三派」のことをいいます。神道十三派以外の新たに設立された教団を神道系新宗教と呼びます。

1985年に八教派が「神道同志会」を結成し、現在でも「教派神道連合会」として存続しています。

神道大教、黒住教、神道修成派、出雲大社教、枎桑教、實行教、神道大成教、神習教、御嶽教、神理教、禊教、金光教、天理教の以上が神道十三派です。

神道大成教と天理教が脱退し、大本教が加盟してます。現在は、十二教団で構成されています。

まとめ

神道は、神社神道と教派神道に大きく分かれます。同じ神道でもさまざまな教団があるのです。

日本各地に存在する神社は、神社本庁により統括されており、神社を中心とする神道を神社神道といいます。一般的に神道とは、神社神道のことを指します。

一方で、教派神道とは、神道的な教義に基づいて始めた神道のことで教祖が存在します。出雲大社教や天理教を知っている人は多いと思います。

天理教は、神道十三派を脱退しています。国外にも教会があり広く知られています。

神道は、国家宗教として認められ、国家神道として信仰されてきました。神道を知ることによって、日本の文化をより理解できると思います。



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