過食が病気を招く?生活習慣病は先進国だけの問題
生活習慣病は先進国だけの問題
日本は、物質的にどんどん豊かになりました。食生活は欧米化し、今や飽食の時代といわれるほど贅沢な社会になりました。一方で、日本人の死因の第1位であるがんをはじめ、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病は急速に増えています。
糖尿病や心臓病、肥満は、もはや大人だけの問題ではなく、子供にまで広がっています。アレルギーやアトピー性皮膚炎も増え続けています。
これらの病気は昔の日本では稀で、発展途上国にはみられないことからも、豊かになった時代が招いた問題であると考えられます。
要するに、物質的に豊かになったものの健康面では決して良いことばかりではないことがわかります。過食や飽食による生活習慣病の増大はその証拠とも言える存在です。
身体は飢えに耐えられる?
人間の身体は飢えに対応できます。食べ物が身体に入ってこなくても低血糖になるのを防ぐ機能があります。体温は筋肉が活動を始めれば、自然と上昇していきます。食事を少し摂らない程度では、日常の活動に影響を及ぼすことはありません。
人類が誕生してから数十万年(※諸説あります)という時が経ちましたが、過食や飽食と呼べる歴史は、わずか数十年しかありません。
人間は、飢餓の歴史の中で危機に備えて、生き延びることができるように進化してきました。生活習慣病の増加は、身体が過食や飽食に耐えられないことが原因かもしれません。
現代人は、食生活の変化にうまく対応できず、いろいろな病気になりやすくなったというのが現実ですね。
過食による病気を予防するには?
過食や飽食を防ぐには、朝食抜き健康法がおすすめです。昔は、日本も外国も二食で一食目は正午に摂るのが一般的でした。朝食を食べるという誤った習慣は、自然なリズムに逆らう身体に悪影響を与える行為という意見もあります。
朝食をやめて二食にすれば、小さな断食効果が得られます。人間の身体は、飢えを感じたときに自然治癒力が高まるので、病気を未然に防ぐことができます。
現代人の様々な病気は、快適な生活を追い求めてきた結果です。自然の流れに反する生活を営むようになり、自分の身体を健康に保とうとする力が非常に弱くなっているのです。
どの健康本を見ても早寝早起きについて書かれています。これは、朝日を浴びて目覚め、夕日が沈んだら眠るという自然のリズムに合わせた生活が身体に一番良いことを物語っています。
人間の身体が、飢えに耐えられるのは間違いありません。少しでも空腹の状態を作り、過食や飽食を控えましょう。
それが過食が招く生活習慣病などの病気を予防することにつながります。
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