ダライ・ラマ14世の生い立ち!来日中にコンビニで発見され話題

現在、ダライ・ラマ14世が来日中です。コンビニで紅茶花伝を購入した写真が話題になっていますね。

ダライ・ラマ14世がコンビニで紅茶花伝を……レアな写真に10万いいね!

「ダライ・ラマ」は、チベット仏教のシンボルです。近年、日本をしばしば訪れているので、存在をよく知られています。

ダライ・ラマの意味を知っていますか?また、どのような存在なのでしょうか?

気になったので、ダライ・ラマやダライ・ラマ14世が来日する理由などを調べてみました。

ダライ・ラマの意味とは

ダライ・ラマとは、チベット仏教ゲルク派の三大寺院の一つであるデプン寺の代表です。チベット仏教の宗教上の最高指導者で、政治的な権威も持っています

ダライ・ラマのダライはモンゴル語で「大海」、ラマはチベット語で「師僧」を意味します。つまり、「大海のような徳をもった高僧」の意味の称号なのです。

ダライ・ラマは、観音菩薩の生まれ変わりとされています。代々前代の生まれ変かわりとされる子どもを探し、次のダライ・ラマが選えらばれます。

1642年からチベット全体を率いるようになり、現代のダライ・ラマは十四代目です。

ダライ・ラマ14世の生い立ち

1935年、チベット北部アムド地方のタクツェルという小さな村で生まれ、幼名は「ラモ・トゥンドゥブ」と名付けられました。

2歳のときにダライ・ラマ13世の生まれ変わりとして認められました。1939年にチベットの古都ラサに迎えられます。翌年、14世に正式に就任しました。

ダライ・ラマ14世は、1989年に世界平和やチベット宗教・文化の普及への貢献が高く評価され、ノーベル平和賞を受賞しています。

東日本大震災が発生した2011年以降、ダライ・ラマ14世は毎年日本に訪れて講演会を行っています。

ダライ・ラマ14世が来日する理由とは?

現在、ダライ・ラマ14世は、チベットではなくインド北部のダラムシャーラーに住んでいます。

これはチベット問題が関係しています。1949年、中華人民共和国が建国されると、指導者の毛沢東が「チベットを解放する」と宣言します。

中国は、チベットの自治を認め、チベットを中国の一部に組み込むと約束していました。しかし、実際はチベットに中国の政治を持ち込み、チベットを弾圧するという計画でした。

1959年、チベット人が中国共産党に反発し、ラサで暴動が起こりました。ダライ・ラマ14世は、動乱後に支援者とともにダラムシャーラーへ亡命しました。

この経験が来日する理由と関係あるのです。

東日本大震災以降、ダライ・ラマ14世は、度々被災地に訪れています。

ダライ・ラマ14世は、24歳で祖国チベットを脱出し、インドへ逃れました。ダラムシャーラーへチベット自治政府を移してから、ずっと難民として生活しています。

祖国に帰ることのできない苦しみや親しい人と別れる悲しさを知っています。ダライ・ラマ14世は、被災者に対して「シンパシー」を感じているのです。

先日、被災地で開催された講演会では、「沈んだ気持ちから抜け出すには、自分が出来る事を自覚し、その上でこれから成していく事を決め、それを継続していくこと。そして自分を信じること」というメッセージを発したそうです。

ダライ・ラマ法王14世、来日 東日本大震災被災者に“シンパシー”

終わりに

今回は、日本のコンビニで普通に買い物をしている姿が話題になった「ダライ・ラマ14世」について調べてみました。

ダライ・ラマ | ニューワイド学習百科事典



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