湿度対策をして夏バテを予防する!理想の湿度は何%?
近年の夏は突然のゲリラ豪雨も増えてきました。短期間で大量の雨が降った後は、急激に気温が下がり、真夏でも肌寒く感じることもあります。
夏場は湿度対策をしないと、夏バテになりやすいです。
湿度は身体の天敵
汗は水蒸気になって蒸発するとき、皮膚の表面の熱を放出し、身体を冷やしてくれます。サウナに入っても火傷をしないのは、汗の冷却効果があるからです。湿度が高い環境では、汗をかいても蒸発しません。それで、身体にこもった熱が放出できず、体温が高いままになってしまいます。
そうなると、身体はさらに大量の汗を出して冷まそうとします。これを繰り返しているうちに体力を激しく消耗し、脱水状態になりバテてしまいます。
理想の湿度は55%!夏バテ対策
湿度の高い日は、特に夏バテに注意しなければなりません。人間が快適だと感じる湿度は、45~65%くらいといわれています。湿度が70%を超えると、ムシムシして苛立ったり、不快感を感じて夏バテになりやすくなります。
逆に、湿度が40%以下の乾燥した場所では、ウイルスや細菌の繁殖が盛んになり、風邪などの病気にかかりやすくなります。
洗濯物を部屋に干したり、入浴すると室内の湿度は急激に高くなります。湿度が高い状態が続くとカビやダニが発生し、皮膚や粘膜が刺激されてアレルギーを発症することがあります。
このような不快な症状により疲れが増してしまうこともあるのです。窓を開けたり、換気扇を回したり、除湿機を使って湿度を55%前後に保ちましょう。
手軽にできる湿度対策
汗をかいて身体がベトベトするときは、冷たいおしぼりやタオルで拭きます。水分の蒸発とともに肌の表面の熱が奪われ、冷却効果が期待できます。ミントやアルコールの成分が含まれている汗拭きシートを使うと、より爽快感が得られたり、嫌な汗の臭いを抑えることができます。
また、新聞紙や備長炭などを部屋にいくつか置いておけば、除湿剤と同じ働きをしてくれます。炭には、消臭効果もあるので一石二鳥です。
終わりに
無理にお金をかけなくても湿度対策はできます。湿度対策を怠ると、汗をかいて体温を下げることができず、必要以上に体力を消耗し、夏バテになってしまいます。夏場は、湿度を45〜65%に保つように心がけましょう。猛暑日や熱帯夜はエアコンを使って、夏バテや熱中症をしっかり予防して下さい。
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