箸の使い方のタブー!箸使いのマナーが悪いと嫌われる!?
箸の使い方は意外と見られています。箸の先を舐めたり、食器を箸を使って寄せたり、料理の上で箸をウロウロさせる行為は嫌われる原因にもなります。
変な箸の使い方をしている人や食べ方が汚い人がいると、せっかく食事が台無しになってしまいます。箸の使い方が決められているのは、周りの人に不快な思いをさせないためでもあります。
そこで、昔からやってはいけないとされている嫌い箸を紹介します
嫌い箸の一覧(五十音順)
○あげ箸
口より上に箸を上げる使い方。テレビなどでタレントさんがやっているのを見かけますがマナー違反です。料理を落とすのでやめましょう。
○移り箸
おかずからおかずへと連続して箸を進める使い方。おかずの間にご飯に戻らないのはマナー違反だそうです。これは意外と知らないマナーですね。
○こすり箸
割り箸を割ったときにささくれをこすって落とす使い方。似たような使い方でとぎ箸があります。とぎ箸とは、箸先をこすって研ぐようなことをいいます。
○込み箸
箸で料理を口の中にいっぱい詰め込んで頬張ることです。料理は一口ずつ頬張り、箸で押し込むようにして二口目を頬張るのはやめましょう。
○逆さ箸
盛り合わせの料理などを取るときに自分の箸を逆さに持って使うことです。逆さ箸は居酒屋などでよく見かけます。逆さ箸ではなく、取り箸を用意しましょう。
○探り箸
箸をかき回して食器の中身を探る使い方。汁物を食べているとき、底に具が残っていないかと探りがちです。これも意外と知らない嫌い箸です。
○刺し箸
料理を突き刺して口に運ぶことをいいます。料理を刺し損ねると器から料理が飛び出てしまうことがあります。小さな子供がやる分にはまだ許されるのですが、大人がやるのはNGです。
刺し箸と指し箸の意味は異なります。指し箸とは、箸の先で人のことを指す行為です。
○すかし箸
魚の骨の間から下の身をかき出す使い方。焼き魚などの骨をはずすのが面倒だからといって横着をしてはいけません。魚をひっくり返してから裏の身を食べるのが正解です。
○そら箸
食器まで箸を近づけておいて、料理を取らないことです。料理を提供してくれた人が食器の中にごみや虫などが入っているではないかと疑ってしまいます。
○竹木箸
不揃いの箸で料理を食べることをいいます。弔事のお骨拾いの際に竹と木の箸を使うことが由来となっています。材質や種類の違う箸を組み合わせて使うのはやめましょう。
○叩き箸
箸で食器を叩く行為です。ご飯を頼むときに茶碗を叩いて頼むのは度が過ぎるマナー違反です。子供が食器を打楽器の代わりにして遊んでいたら注意しましょう。
○ちぎり箸
箸を両手に一本ずつ持って料理をちぎる使い方。食べ物を小さくちぎって食べるのはマナー違反ではありません。食べ物は、片手で小さくちぎりましょう。
○涙箸
煮物の汁やお刺身の醤油などをポタポタと垂らしながら口に運ぶことです。テーブルや衣服を汚す原因にもなるので、汁が垂れやすい料理を食べるときは十分に注意しましょう。
○握り箸
食器を持っている手で箸を握るようにする持ち方です。または、箸を握るように使って口に料理を運ぶ使い方のことをいいます。大人の握り箸は、育ちの環境が垣間見えたり、一緒に食事をする人に引かれてしまいます。
○ねぶり箸
箸先を舐めることです。ねぶるは、古語で舐めるやしゃぶるという意味があります。有名な嫌われる箸の使い方で、癖になっていると無意識でやってしまう人が多いようです。
○拾い箸
箸から箸へ料理を受け渡す使い方。または、同じ皿に盛られた料理を二人が同時に箸でつまむことです。火葬後のお骨を拾いあげるときの箸渡しを連想させるので嫌い箸となりました。
○振り箸
箸の先についた汁などを振って落とすことです。テーブルや衣服を汚す原因になります。話に夢中になって箸を振り回してしまう人がたまにいますね。
○仏箸
箸をご飯に指すようにして休めることです。立て箸とも呼ばれています。弔事の枕飯を連想させてしまう行為と見なされます。拾い箸や渡し箸のように縁起が悪いとされています。
○迷い箸
どの料理を食べようかと、料理の上でウロウロと動かすことです。自分の口に入れた箸を食器の上で動かすのは、周りの人の妨げになったり、みっともない行為と見なされます。
○もぎ箸
箸の先にくっついたご飯粒などをもぎ取ることです。箸の先にご飯粒がつくのは乾燥しているからです。汁物を先にいただくとご飯粒がつかないですよ。
○楊枝箸
箸を爪楊枝の代わりに使って、歯の隙間をほじくることです。楊枝箸は周囲の人が不愉快な思いをするのでマナー違反となります。楊枝を使うときも口元を隠すのがマナーです。
○寄せ箸
手を使わずに箸を使って、食器を自分の方に引き寄せる使い方。寄せ箸は、横着な動作でねぶり箸と同じくらい有名な嫌い箸です。これは意外とやっている人が多いですね。
○渡し箸
箸を食器の上に渡すように置くことをいいます。これは箸置きがないときにやってしまいがちで、意外と知らない人が多い嫌い箸です。箸置きがない場合は、箸袋を折って箸置きを作るのが正しいそうです。
終わりに
嫌い箸はこれだけの種類があります。気づかないうちにやっている可能性も十分あるでしょう。箸の使い方は、長い間の習慣で癖になっているので簡単に直せるものではありません。個人的に逆さ箸とねぶり箸、寄せ箸が嫌いですね。大人で叩き箸や握り箸をする人は引いてしまいます。
周りの人に不快な思いをさせないために箸使いには気をつけていきましょう。
⇒箸の持ち方のマナー!簡単な箸置きの折り方がある
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