風邪をひいたら何科の病院を受診するべきなのか?

今年の5月は全国各地で真夏日を記録するところが多く、非常に暑い日々が続きましたね。

ところが、梅雨に入り急激に気温が下がりました。真夏日と比べると温度差が15度以上になることも珍しくありません。

そこで、気をつけなければいけないのが風邪です。これだけ気温の差が激しいと体調を崩してしまいがちですね。

では、もし風邪をひいてしまった場合、何かの病院を受診するべきなのでしょうか?

風邪は症状によって受診する病院が違う?

風邪症候群は呼吸器や肺の病気でもあり、耳鼻科の病気でもあります。一般的に風邪の症状は内科医や耳鼻科医が診ます。

鼻風邪や喉風邪のときは耳鼻科がおすすめです。息苦しさの原因である鼻水や痰を吸引してくれるところもあります。

一方で、頭痛や腹痛、倦怠感などの症状がみられる場合は内科を受診したほうがいいです。

風邪の症状は、発熱やくしゃみ、咳、鼻水、鼻づまり、痰、喉の痛み、頭痛、腹痛、下痢、倦怠感、食欲不振、関節痛など幅が広いです。また、風邪の症状には身体の防衛反応という一面もあります。

自分が自覚した症状によって、受診する病院を決めましょう。

風邪の代表的な症状の咳と鼻水

咳と鼻水は風邪の代表的な症状の一つです。

特に冬場などは空気が乾燥していて、屋内と屋外の温度の差が激しいので、老若男女関係なく、うまく体温の調節ができなくなります。

したがって、身体の免疫力が落ちて風邪をひきやすくなります。

鼻腔と咽頭、喉頭からなっている上気道は、粘膜繊毛作用や局所免疫、神経反射などの生体防御機能を備えています。この上気道が細菌やウイルス感染などによって炎症を起こしている状態を風邪症候群といいます。

生体防御機能により、咳や鼻水、痰などの症状があらわれるのです。これらの症状を和らげたい場合は、耳鼻科を受診しましょう。

風邪をひいても医者は薬を飲まない!?

風邪の予防は、手洗い、うがい、マスクの着用が基本です。不織布でできているサージカルマスクは、咳やくしゃみで飛び散るウイルスを防いでくれるので有効な風邪予防になります。

風邪ウイルスを繁殖させないように部屋の湿度を一定上に保ち、乾燥させ過ぎないことも重要です。

風邪の治療は非常に難しいです。風邪の症状の咳や鼻水、下痢は異物を体外に排出し、発熱は免疫細胞が作る発熱物質が体温を上げて病原体を殺すために白血球の活動を高める働きがあります。

これらの症状を薬で無理矢理抑えてしまうことが一概に正しいとは言い切れません。一説によると、医者は風邪をひいても風邪薬を飲まないそうです。

風邪で病院に行って体力を消耗してしまうくらいなら、自宅で安静にし、体力を回復させたほうがいい場合もあります。

自分で風邪の症状や身体の状態を考えて、病院へ行くのか行かないのか、もしくは何科の病院を受診するのかを判断する必要がありますね。



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