食事をコントロールして健康を保つ

食事コントロールができないと、さまざまな病気になるリスクが高まります。食事は、バランスを意識し食べ過ぎに注意することが大切です。

ひとつひとつの食べ物からは、アンバランスな栄養素しか摂ることができません。要するに、偏りがないようにいろいろな食品を少しずつ食べることで、炭水化物やタンパク質、ビタミンなどを摂ることができます。

食べ過ぎが原因となる糖尿病や肥満症

「食べたいときに食べたいだけ食べる」という食生活を続けていると、肥満になったり、糖尿病になります。また、体重が増加すると体を支えている関節への負担が増し、痛みを感じることもあります。

食べ過ぎをコントロールしましょう。

【食べ過ぎを防ぐ5つのコツ】

・おかわりをしない
・大盛りにしない
・よく噛んで時間をかけて食べる
・間食を控える
・食物繊維を多く摂る

一日の摂取カロリーは、1600〜2000キロカロリー以内に抑えるようにコントロールすることが大切です。

塩分は少なめに

現代人の食事は、塩分を取り過ぎる傾向があります。過剰な塩分は、腎臓からうまく排出されず体内に蓄積されていきます。体内に蓄積した塩分が水分を吸収するのでむくみを起こします。

溜まった塩分は腎臓に負担をかけため、高血圧の原因となります。また、心臓の機能低下の原因にもなります。

カリウムは、塩分の排出を促す栄養素です。カリウムが含まれている食べ物を摂取することで、体のむくみを解消できます。

トマトやきゅうりにカリウムが多く含まれています。塩分を摂り過ぎたら、カリウムを摂取してカバーしましょう。

骨の老化を防ぐには

骨量は、思春期から三十歳までの蓄積量が大事だといわれています。

この時期には、一日1500mgぐらいのカルシウムを摂取するのが理想とされています。三十歳以降も同量のカルシウムを摂る必要があります。

年を取ると、骨をつくる働きが衰えて骨量が減り、骨粗鬆症などの骨の病気になることがあります。骨をつくる栄養素であるカルシウムを十分に摂るようにしましょう。

また、小腸でカルシウムが吸収されるのを促すビタミンDを一緒に摂取すると効果的です。

カルシウムは、乳製品に多く含まれています。牛乳やヨーグルト、チーズなどを食べましょう。さらに、ひじきやわかめなどの海産物や豆腐や納豆などの大豆製品にもカルシウムが含まれています。

ビタミンDは、レバーや卵黄、イワシやマグロ、カツオなどのに豊富に含まれています。

骨の病気を防ぐために、カルシウムを意識して摂取しましょう。

まとめ

食事は、過剰なカロリー摂取を避けて偏りをなくしましょう。食べ過ぎは、血糖値やコレステロール値の上昇につながります。糖尿病や肥満の大きな原因になります。

過剰な塩分の摂取は、むくみや高血圧の原因になります。高血圧になると心臓の機能が低下し、生命の危機に直結する心臓の病気になるので注意が必要です。

年を重ねると骨が衰えます。骨をつくる働きが衰えて骨量が減ってきます。それが骨粗鬆症になる原因です。

食事をコントロールすることで、さまざま病気を防ぐことができます。食事は栄養素をバランスよく摂ることが大切です。



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