宝くじに当たる確率はどのくらい?

宝くじはギャンブルか?

宝くじに当たるかどうかは、運任せで偶然によるものです。1等がよく出る売り場がジャンボ宝くじの時期になると話題になります。

この1等がよく出る売り場に何か特別な仕掛けがあるとは思えません。「1等当選が出た」などの目立つ看板を出したり、噂が人を呼ぶことにより、売り場の販売数はより増えます。

そして、よく出る売り場の高額当選本数がさらに増えていくように思えます。ちなみに、東京の西銀座チャンスセンター日本で最も多くの年末ジャンボの1等を出している売り場です。毎年、全国から宝くじを求めて多くの人が訪れます。

宝くじは、当たる確率がとても低く、「当たれば数億円、外れたらゼロ円」という落差があります。

しかし、日本人は、パチンコや競馬などのギャンブルと宝くじをは違うと考えています。これは勝つことを目的とせず、少額で夢を買っていると理由づけしているからです。

「ドリームジャンボ」という名前にピッタリの考え方ですが、実際はギャンブルと同じです。

宝くじに当たる確率とは?

宝くじは、少額でも購入でき、当たれば数億円もの大金を手にすることができます。この観点から見ると、宝くじは「ローリスク・ハイリターン」なのかもしれません。

実際の期待収益率はどうでしょうか?

2013年のサマージャンボ宝くじの期待収益を見てみましょう。

1等賞:3億円

当たる確率:1000万分の1
期待収益:30円

前後賞:1億円

当たる確率:500万分の1
期待収益:20円

2等賞:500万円

当たる確率:1000万分の3
期待収益:1.5円

3等賞:100万円


当たる確率:10万分の1
期待収益:10円

4等賞:1万円


当たる確率:1万分の1
期待収益:1円

5等賞:3000円


当たる確率:100分の1
期待収益:30円

6等賞:300円


当たる確率:10分の1
期待収益:30円

宝くじの確率を計算できるサイトがあります。

【期待収益算出結果】

期待収益:123円
支出額:300円(宝くじ1枚当たりの価格)
最終期待収益:−177円
期待収益率:−59%


宝くじに当たる確率はかなり低く、期待収益率はマイナスです。

宝くじの1等賞が当たる確率は1000万分の1

1枚300円で買った宝くじから、得られる期待収益は123円です。要するに、宝くじを買って時点で177円を失っている計算になるのです。

宝くじは、枚数を買うほど当たる確率は上がりますが、買えば買うほどお金を失う仕組みになっています。10枚を連番で購入すれば、絶対に300円は回収することができますが・・・

宝くじの購入を投資とするならば、割に合わない投資になります。期待収益率はマイナスで、買えば買うほど損失が増えていくという事実があるのです。

宝くじは「ローリスク・ハイリターン」ではなく、当たれば数億円、外れたらゼロという「ハイリスク・ノーリターン」なのです。

投資の観点から見ると、宝くじはギャンブルと変わらないのです。しかし、宝くじで大きな夢を見ることは悪いことではありません。

終わりに

ジャンボ宝くじの1等賞が当たる確率は、1000万分の1です。これは雷に打たれる確率と同じといわれています。ちなみに自動車の交通事故で死亡する確率は、1万分の1とされています。

カジノで億万長者になる確率は、60万分の1だそうです。ジャンボ宝くじの1等賞に当選するよりもカジノで億万長者になる確率の方がはるかに高いのです。

元手の資金は必要ですが、宝くじよりも現実的なのに夢がある話ですね。期待収益率を見ると、宝くじは、ギャンブルと同じく「ハイリスク・ノーリターン」なのです。

宝くじで夢をみることも大切ですが、期待収益率がマイナスであるいう事実を知ることも大切なことです。

宝くじに当たる確率や仕組みを知ってしまうと、正直、買うのが馬鹿らしく思えてしまいますね。



【スポンサーリンク】




【スポンサーリンク】


関連記事一覧はコチラ!

    None Found

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ