住宅ローンでリスクヘッジするには?
住宅を購入する前に考慮すべきリスクは、たくさん潜んでいます。また、住宅を購入すると数千万円に及ぶお金を固定することになります。
お金を自由に動かすことができない流動性リスクを負います。住宅ローンを返済するために必死に働き、食費や雑費を切り詰めて生活することになるのです。
住宅ローンの返済が苦しくなれば、住宅を失い、借金だけが手元に残るという状況になることもあります。
そんな住宅ローンのリスクを軽減することはできるのでしょうか?
住宅ローンの金利の仕組み!銀行が損しないビジネス
今回は、住宅を購入するときに組む住宅ローンのリスクヘッジ方法について調べてみました。
固定金利を選択してリスクヘッジ
住宅ローンには、ローンを組んだ時点で金利が変わらない固定金利と世の中の金利の変動に応じて変更することができる変動金利があります。住宅ローンのリスクを下げるには、固定金利を選ぶことです。金利の利率が低いからという理由で、変動金利を選ぶのはやめましょう。
固定金利を選ぶことにより、金利が上昇するリスクを避けることを優先します。これまで低金利が続いてきましたが、安倍政権によるアベノミクス効果により金利の上昇がどんどん進んでいく可能性が高いです。
この状況で毎月の返済額が増えるかもしれない変動金利を選ぶのは避けるべきです。たった1%金利が上昇するだけで、年間に支払う利息は数十万円ほど変わります。
固定金利における高めの利率は、金利変動のリスクをヘッジする保険料と考えましょう。
借入金を減らしてリスクヘッジ
単純なことですが、ローンの金額をできるだけ少なくすることが重要です。住宅を購入するときに、なるべく多くの自己資金を投入することでリスクをヘッジします。限度額いっぱいのお金を借り資金を準備して、自分が理想とする物件を探したいという思いがあるのは当然です。しかし、借入金が多ければ、多いほどリスクも大きくなります。
住宅を購入するときに用意する自己資金が多いほど、毎月の返済額は少なくなり、家計の負担が減ります。
仮に、ローン返済途中に住宅を売却しなければならない状況に陥っても、借入が資産価値を上回ってしまうリスクを避けることができます。
住宅ローンを組むことによって、少ない元手で高額の住宅を購入できます。しかし、借り手は金利の上昇や収入の減少、住宅が災害に遭うなどのリスクを負うことになるのです。
借入金を減らし自己資金を増やすことにより、できる限りリスクをヘッジしましょう。
まとめ
住宅ローンのリスクをヘッジするには、固定金利を選択し、借入金をできるだけ減らすことです。これまで低金利が続いてきました。しかし、今後も低金利が続く可能性はとても低いです。金利が上昇し、住宅ローンも上昇していく見通しです。
一部の専門家は、金利の上昇により変動金利を選択している人の自己破産が増えるという見通しを立てています。だから、変動金利を選択するリスクは非常に高いです。
固定金利を選択することで、金利がどんどん上昇するかもしれないというリスクをヘッジしましょう。
なるべく自己資金を投入し、借入金を減らすことが大切です。毎月の家庭の負担を減らして、リスクをヘッジします。
数年以内に南海トラフ巨大地震や首都直下型地震が発生するかもしれないという予測があります。この不確実で巨大なリスクがあるということは、地震大国である日本で住宅を購入するのは、一定のリスクを負うことになります。
これらのリスクを踏まえた上で住宅を購入することをおすすめします。
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