お歳暮のお返しは必要ない
お歳暮をいただいてお返しに悩むことがありますか?
お歳暮はそもそもお世話になっている人に感謝の気持ちを伝えるものです。だから、お歳暮をいただいてもお返しをする必要はありません。
お歳暮をいただいたら相手に何か返さないと悪い気がします。しかし、感謝の気持ちに対して気持ちの感謝を返していてはキリがありません。したがって、お歳暮については、お返しをする必要がないのです。もちろん、お中元もお返しをする必要はありません。
でも、目上の方からお歳暮が届いたり、自分が一方的にいただき過ぎていて気になるときは半返し、または三分返しをすることがあります。そのときの表書きを「お歳暮」にするのは避けましょう。
お歳暮をやめたいと思ったときはどうしたらよいでしょうか?
お付き合いが疎遠になってしまった相手に対して、お歳暮を贈り続けることはお互いに気をつかってしまいがちです。毎年欠かさずにお歳暮を贈っていた人に対して、急に贈るのをやめることは潔さが必要です。思い切ってやめてしまっても問題はありません。感謝の気持ちは相手に十分伝えたと思うことが大切です。
相手に突然やめてしまったという印象をどうしても与えたくない場合は「お歳暮」という名目を使わなければよいのです。年賀状を送ったり、おみやげを渡したり、プレゼントを贈るなど感謝の気持ちを伝えることはできます。
贈り物をいただいた後のお返しをするタイミングはいつでしょうか?
お歳暮の場合はお返しをする必要はありませんが、違う名目で贈り物をいただいた場合のお返しはどのタイミングがよいのでしょうか。ベストなタイミングは3週間以上1カ月以内とされています。
1週間では早過ぎますし、1カ月を過ぎてしまうと遅過ぎるという印象です。なぜなら、贈り物をした相手からお返しの品物がすぐに届いたら、かなり気をつかわせてしまったのではないかという気になります。
今回の内容をまとめます。
・お歳暮のお返しはいらない
・お歳暮はやめても問題ない
・感謝の気持ちを伝える方法はお歳暮以外にもある
・「お歳暮」以外の名目で贈り物をいただいたら、3週間から1カ月以内にお返しをする
まさに今がお歳暮シーズンになりますのでお歳暮の話題を取り上げました。お歳暮をいただいてもお返しで悩む必要はないのです。感謝の気持ちを受け取っただけなのですから。大人のマナーを身につけるのは大変ですね。
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