恋愛心理学が面白い。私が気になった3つのこと。

最近、心理学について色々勉強しています。話題のアドラー心理学やユング心理学、行動心理学を中心に学んでいるのですが、蛇足で手を出した恋愛心理学がなかなか面白いです。

今回は、私が気になった3つのことを紹介します。

ライクとラブは全然違う

心理学によると、好意と恋(ライクとラブ)の「好き」は、はっきりと区別することができるそうです。

好意としての好きは「好意的傾向・尊敬的傾向・類似的傾向」の3つの要素から成り立っています。それに対して恋愛感情の好きは「親和・依存欲求・援助傾向・排他的感情」という好意とはまったく異なる三つの要素から成り立っています。このように、ライクとラブは、まったく違う感情なのです。

相手とずっと一緒にいたいとか、一緒にいられないと辛いとか、相手のためならどんな犠牲もいとわないとか、相手のことを独り占めしたいという感情があるのが恋の好きです。

女性の方が男性と比べて、好意と恋をしっかり区別しているので「友情が恋に変わる」ことが少ない傾向にあるみたいです。

社会に認めてもらいたい

人は、誰もが心のどこかに社会的に認めてもらいたいという欲求を持っています。これを「社会的是認欲求」と呼びます。ゆえに、本能的にその欲求を満たしてくれる人を求めています。

社会的是認欲求を持つ理由は「できるだけ辛いことは避けて、少しでも穏やかに過ごしたい」という気持ちをどこかに持っているからです。

常に疑われているような視線にさらされたり、いつ批判の的にされるかわからない環境だと、気分が落ち着かないし、穏やかに暮らすのは難しいです。だから、自分の考えや行動を認めてくれたり、自分の味方になってくれる人に対して、好意的な感情を抱きます。

気分が落ち込んでいるときは恋をしやすい

人は仕事でミスをしたり、人前で恥をかくようなことをしてしまったり、恋人にふられたりすると、気分が落ち込みます。心理学者のウォルスターの自尊理論によると、人は気分が落ち込んでいるときこそ、恋をしやすい状態になるそうです。

ウォルスターの自尊理論とは、自己評価が低いときほど、人は誰かのを好きになりやすいという理論です。自分の評価が低いと、相手が魅力的に見えることが多くなるので恋愛感情を抱きやすいということです。

だから、恋人にふられた直後の人が慰めてもらった異性とすぐに付き合い始めるというケースが多いのです。好きな人が落ち込んでいるときは、チャンスですよ。

終わりに

「ライクとラブの違い」、「社会に認めてもらいたいという気持ち」、「気分が落ち込んでいるときに恋をしやすい理由」という3つのことが気になりました。

どこかで聞いたり、見たことあるようなことが恋愛心理学的に見ると、非常にわかりやすかったです。未知のことに触れるのは面白いですね。



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