恋愛はどうして共通点が多いとうまくいくのか?
人はシンパシーを感じると、相手との心の距離が近づきます。出身地や出身校が同じとか、好きな映画や好きな音楽が同じという共通点があるとわかっただけで、相手に好意的な感情を覚えることがあるでしょう。
人付き合いをする上で共通の話題や趣味は大いに役立ちます。恋愛においても、相手と共通点が多いとうまくいく傾向があります。
では、なぜ人は共通点を見つけると、心の距離が近くなるのでしょうか?
共通点が多いだけで安心する
人は、自分と共通点を持っている人に安心感を抱きます。それは、相手のことを理解しやすいという感情から、自分自身の心の壁を低くして、相手に近づくことが簡単になるからです。誰でも、あまり親しくない人や初対面の人とコミュニケーションを図るときは、心理的に距離を置いてしまったり、心の壁を高くします。したがって、相手の様子を伺いながらコミュニケーションを図ることになります。
そんな心の距離を短時間で縮められるのが共通点なのです。恋人にしたい相手を見つけたら、まずは相手との共通点を探してみましょう。
好きなテレビ番組、好きなタレント、好きなスポーツなど、共通点はいくらでも見つけられるはずです。昔のお見合いでは、「ご趣味は?」とよく聞いたそうですが、実は合理的かつ重要な質問だったみたいですね。
親近感が恋愛感情に変化する
似たところがあったり、共通点を持つ相手には、親近感を抱きやすく、それは恋愛感情に変わりやすいです。もし、親しくなりたい人がいたなら、この心理をうまく利用するといいでしょう。相手の趣味や好きなものなどを調べて、さりげなく共通点をアピールすれば、相手の気持ちのなかに自然に入り込むことができます。ただし、さりげなくがポイントで過剰な調査はストーカーとやっていることが変わらないのでやめましょう(笑)。
相手とまったく共通点がない場合でも、同じ小説を読んで同じように共感したり、同じ映画を見て同じような感情を抱いたりすれば、親近感を感じてくれます。相手のことを理解しようとする姿勢が大切なのです。
相手と同じ気持ちでいられたり、安心して一緒に過ごすことができると感じてもらえることが、より深い仲へと発展するきっかけとなります。
共通点は意外と簡単に見つかる
共通点をなかなか見つけられないと悩んでしまう人もいるでしょう。でも、普通に生活をしていれば、共通点なんて簡単に見つけられるはずです。私たちは、日々生活をしています。この生活の中にヒントが山ほどあります。例えば、同じ通学路を通ったり、同じ時間の電車に乗ったり、同じ雑誌を読んでいたり、発売されたばかりの新商品を同じ日に買ったり、同じブランドのスニーカーを履いていたりなど、色々あるはずなのです。
同じ人類、同じ日本人という非常に大まかな共通点もあれば、サイゼリヤが好き、ガストが好きという細かな共通点もあります。共通点なんて見つけようと思えば、いくらでも見つかります。
コミュニケーションの入口を広げたり、壁を低くするために大まかな共通点を見つけ、より親密な関係を築くために細かな共通点を見つけるといいでしょう。
終わりに
共通の話題や趣味は、コミュニケーションを円滑にするツールのひとつです。ただし、共通点がきっかけで仲良くなった場合は、共通していない部分を知ることでより親密な関係を築くことができると思います。恋人にしたい相手や仲良くしておきたい上司などがいる場合は、とりあえず共通点を探してみましょう。
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