なぜ、薄毛治療をしても大した効果を得られないのか？

薄毛の悩みは、年齢や性別、人種などの垣根を越え、世界中に薄毛に悩む人が存在します。日本では約1260万人が薄毛で悩み、成人男性の4人に1人が薄毛の症状を抱えています。そして、薄毛で悩んでいる人のほとんどが大きな悩みを抱えており、薄毛の治療法や薬の効果についても懐疑的になってしまい、ストレスは増え続けるばかりです。

さて、薄毛治療をしてもまったく効果が得られないという意見がインターネット上にある情報では目立ちますが、それには理由があります。

薄毛の若者が増えてきているということで、管理人も薄毛治療について調べてみました。今回は儲かる薄毛対策市場について書きます。

人のコンプレックスはお金になる

人の容姿に関するコンプレックスはお金になります。美容やダイエットなどの市場は不景気でも市場が縮小することは少ないです。

薄毛対策に関する市場も景気に左右されずに順調に利益を上げることができる市場として知られています。この薄毛対策市場の盛況ぶりは、薄毛人口の増加やアンチエイジング指向が高まっていることが大きな要因です。

業者は、薄毛というコンプレックスにつけ込み、まったく効果が得られないような商品を売りつけたり、治療を行ったりして高額なお金を得ています。しかし、残念なことに薄毛に悩む人は一向に減っていません！

あらゆる薄毛の治療法に効果があれば、薄毛で悩む人は確実に減っていくと思いませんか？

薄毛人口が減らない理由は？

薄毛人口が減らない理由は単純で、効果のない商品が世の中に多数出回っているからです。例えば、頭の汚れを落としたり、頭皮を清潔に保つだけで薄毛が治るなら薄毛で悩む人はいないはずです。単純に毎日頭皮をしっかり洗うだけで済む話なのです。

消費者は「スカルプケア」や「地肌ケア」という言葉に煽られて、頭皮を清潔に保つことで薄毛の治療につながると思い込んでしまいます。ところが、適切な薄毛治療をする医療機関は、これらの言葉を使って消費者を煽るようなことはしません。

薄毛対策は、それぞれの企業が独自の方法を考案しているだけで、医学的根拠があるわけではないのです。それどころか抜け毛を増やし、薄毛を助長してしまう育毛剤や民間療法があります。

人の弱みにつけ込んで、コンプレックスを煽り立て、高額なお金をとるのが儲かるビジネスということを忘れてはいけません。医療機関以外での薄毛治療で効果を得られないのは当たり前の話なのです。

発毛は医療機関の専売特許？

本来、発毛という言葉は医療機関でしか使えないのです。髪の毛が生えるという効果は、科学的な証明が必要になるからです。つまり、科学的に証明されていない方法を用いて、発毛を謳うのは虚偽広告ということになります。

実際に発毛や育毛に関するトラブルは絶えません。国民生活センターには多数の苦情の声が集まり、一番多いのが「効果がない」という苦情です。薄毛対策市場では、詐欺といえる行為が横行しているのです。それだけ薄毛のコンプレックスは大きく、お金を使ってでも解決したい悩みなのです。

薄毛は薬で治療できます。医療機関では、「フィナステリド」という成分が含まれているAGA治療薬を使います。薬物療法以外で薄毛治療に効果があると実証されたものはないそうです。

終わりに

薄毛で悩んでいる方は、医療機関で適切な治療を受けることをおすすめします。人の弱みにつけ込む業者がたくさんあるということを覚えておいて下さいね。