咳が出るのはどんな病気?子供のサインを見逃すな!
咳が出るのはどんな病気?
咳の症状が現れる病気には、急性咽頭炎、急性気管支炎、肺炎、肺結核、慢性気管支炎、気管拡張症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫、気道異物、刺激性ガス吸入、塵肺、肺がん、胸膜炎、自然気胸、心不全、肺線維症、肺塞栓症、神経症などがあります。咳は、これだけたくさんの病気の症状として現れるので、咳が気になる人は注意しましょう。
深い咳やゴホゴホと湿った咳が続く場合は特に注意が必要です。慢性気管支炎や気管支拡張症、肺炎、肺結核、COPD、肺がんなどの可能性があるからです。
また、慢性的な痰を伴う咳は、肺がんや肺結核、マイコプラズマ肺炎、気管支喘息などの重篤な病気が考えられるので、早めに医者に診せるべきなのです。
子供の咳は重要なサインかも!RSウイルスの可能性も
子供の咳は親の心配事の一つです。子供の咳は風邪によるものが大半ですが、年齢によって原因が異なるので要注意です。時期によっては、インフルエンザに感染している可能性も考えられます。
乳幼児はRSウイルス感染症にかかりやすいです。乳幼児の場合は、細い気管支に炎症を起こすため、重症化しやすい傾向があります。
冬の寒い時期に乳幼児が鼻水を垂らし、ゼーゼーしているときは、RSウイルスに感染している可能性があります。
ただし、RSウイルス感染症は2歳になるまでにほぼ全員がかかる病気とされていますが、治療法がないので厄介といわれております。
だからこそ、鼻水と咳が出て、ゼーゼーと特徴的な呼吸をしている時は早めに小児科で診てもらい、重症化を未然に防ぐことが重要なのです。
⇒風邪の治療方法と治療薬はない?治るまでの期間は?
ストレスが原因で咳をすることも
乳幼児がケンケンと咳をしたり、声がかすれているときは、急性咽頭炎を起こしている可能性があります。別名でクループ症候群と呼びます。放置しておくと呼吸困難に陥る恐れがある病気です。
さらに、子供は学校に通い始めると、ストレスなどが原因の心因性の咳をすることがあります。怒りや悲しみ、緊張や不安などを感じることが多くなり、精神的なストレスが神経を刺激して咳が出ます。
心因性の咳は、ストレスの原因を突き止め、解決することが重要になります。咳は子供のサインかもしれませんので見逃さないようにしましょう。
⇒風邪をひいたら何科の病院を受診するべきなのか?
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