メッシの嘔吐は病気の影響か?批判にうんざりし代表でのプレーを制限

2014-15 リーガ・エスパニョーラ第3節 バルセロナはカンプ・ノウでアスレティック・ビルバオと対戦し、2対0で勝利しました。エースのリオネル・メッシは、2アシストの活躍で勝利に大きく貢献しました。

バルセロナは開幕3連勝無失点を飾り、ルイス・エンリケ新監督下、チームは良い方向へ進んでいます。

だが、私がどうしても気になってしまうシーンが何回か見られました。それは、試合中に膝に手を置き、前屈みになって休むメッシの姿です。昨シーズンから頻繁に悩まされている原因不明の嘔吐に苦しむ姿をどうしても連想してしまいます。

他にも、苦しそうに唾を吐いたり、時折うつろな表情を浮かべるのが気がかりです。ワールドカップのプレッシャーから解放されたので改善されると思っていたのですが、どうやら違ったみたいです。

病気の影響によるホルモンバランスの異常が嘔吐の原因なのかもしれませんね。

そこで今回は、サッカーファン、そして、クレ(※バルセロナファンの愛称)として、メッシの嘔吐の原因に関する情報をまとめてみました。

※趣味の悪いサイトやブログのように、嘔吐中の動画や画像は掲載しておりません。

2014年に入ってから試合中に嘔吐を頻繁に繰り返す

メッシが試合中に初めて嘔吐したのは、2011年に行われたスペイン・スーパーカップでのレアル・マドリード戦でした。このときは、夏に行われた南米選手権によるコンディション不良が原因だと思いましたね。

次に話題になったのが、2013年に行われたワールドカップ南米予選のボリビア戦です。ボリビアのホームスタジアムは、世界で最も高地にある場所で難所として知られています。メッシは、ハーフタイム中に嘔吐したそうで、原因は酸欠だと考えられていました。

ワールドカップの前の2013−14シーズンに突入すると、状況が徐々に変わっていきました。開幕戦のレバンテ戦、第23節のセビージャ戦、第34節のアスレティック・ビルバオ戦と原因不明の嘔吐に悩まされる試合が増えました。

2014年の3月に行われたルーマニアとの親善試合、ワールドカップ直前のスロベニア戦、そして、ワールドカップ決勝のドイツ戦と代表戦では、立て続けに試合中に嘔吐しています。

ナイーブな性格なメッシにとっては、ワールドカップでの成功が大きなプレッシャーとしてのしかかり、ストレスが原因による嘔吐を繰り返していると個人的には思っていました。

メッシは代表でのプレーにストレスを感じている

メッシは、アルゼンチン国民たちから「クラブでは活躍できても代表では活躍できない」という厳しい批判を過去に受けています。

理由は、メッシの大会になると言われた2010年のワールドカップと2011年に開催された南米選手権で、ともに準々決勝で敗退し、自身も無得点に終わるという不甲斐ない結果を残してしまったからです。

この南米選手権の後に、メッシは代表からの引退を考えていました。だが、2011年の9月にアレハンドロ・サベージャ監督から新キャプテンに任命されたメッシは、ピッチ上での自由を与えられ、次第に代表でも才能を発揮できるようになりました。

そして、2014年のワールドカップで準優勝という批判を避けられる結果を残すことができました。メッシは、守備を免除され、少ない運動量ながらチームに貢献しました。

大会期間中も「メッシは走らない」「メッシのプレーは怠慢だ」と批難されていましたが、ドリブル突破やダッシュをした後に、膝に手を置いて肩で息を吸っていたり、決勝戦の負けている状況でも走らないとなると、「走らないのではなく、本当に走れないのだなあ」と感じずにはいられませんでした。

2013−14シーズンの優勝がかかっていた最終節のアトレティコ戦でも、勝利に貪欲のはずのメッシがピッチを走り回ることはありませんでした。「心ここにあらず」という表情を浮かべるのが印象的でしたね。

嘔吐の原因はやっぱり気の可能性が高い

バルセロナはルイス・エンリケの指導の下でプレーの激しさを取り戻していました。代表でのストレスから解放されたメッシも前線からプレッシャーをかけ、守備に戻る姿を見せていました。

ところが、メッシは代表ウィーク中にしっかり休んだにも関わらず、先日のアスレティック・ビルバオ戦は前の2試合と比べると表情が明らかに冴えていませんでした。嘔吐こそしていませんでしたが、少し心配な要素です。

代表でのプレーによるストレスが原因ではないとなると、やはりホルモンバランスの乱れが原因なのではないかと思います。メッシが過去にホルモン分泌異常の病気(低身長症)を患い、その治療費をバルセロナが負担したというエピソードは割愛します。

ホルモンバランスが乱れると、特に何かをしたわけではないのに突然吐き気を感じたり、嘔吐をしてしまうという症状が現れます。女性ホルモンの減少による更年期障害もこのような症状が出ますね。

男性の場合でも、ホルモンバランスが崩れると、体調を崩したり、老化が早まります。また、現代のストレス社会は、なおさらホルモンバランスを崩しやすい環境といえます。

メッシの吐き気や嘔吐の原因は、病気によるホルモンバランスの乱れなのか、ストレスによるホルモンバランスの乱れなのかは、定かではありませんが、過去の病気の影響が完全にないとは言い切れないでしょう。

代表でのプレーを制限するメッシ

メッシは、9月3日に行われたドイツ代表との親善試合を辞退しました。これを受け、昨季バルセロナを率いたヘラルド・マルティーノとの間に確執があるのではないかと疑われています。

バルセロナの意向もあり、メッシは今後代表戦への出場を制限するようです。また、アルゼンチンの会長であるフリオ・リカルド・グロンドーナ氏も「メッシが批判や周囲の声にうんざりしている」という事実を認めています。

南米選手権のような重要な試合には、出場する見込みがあるようですが疑問が残ります。また代表引退も視野に入れているような気がします。ただ、代表を辞退することによって、体調が万全になるのなら、どんどん制限してほしいと個人的には思っています。

原因不明の嘔吐から解放され、純粋にフットボールだけを楽しむメッシの姿を見たいと私は願っています。



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