糖尿病網膜症の症状は?成人の失明原因第一位!

■糖尿病網膜症は自覚症状なし

生活習慣病である糖尿病が原因で失明に至る可能性があります。糖尿病を患うと血糖値が高い状態が続きます。

この状態が続くと血管や神経などに悪影響を与えます。

糖尿病は目の病気とも関係があります。目の網膜にある毛細血管の隅々まで血液が行き渡らないことが原因で発症するのが糖尿病網膜症です。

糖尿病網膜症を発症していても初期の頃は自覚症状がほとんどありません。糖尿病網膜症は進行するにつれて視力が低下し、硝子体出血網膜剥離を起こします。糖尿病網膜症は痛みを伴うことがない病気です。

最終的には失明に至ることもあります。

■糖尿病網膜症を発症するまでの期間

糖尿病網膜症は糖尿病の合併症の一つです。糖尿病になってから網膜症を発症するまでの期間には個人差があるのですが、約5年から10年で発症します。

糖尿病網膜症は、糖尿病の方が必ずしも合併するわけではありません。糖尿病を患ったことに気づかない人や糖尿病の治療をせず放置した人などは糖尿病網膜症を発症する可能性が高いです。これは血糖値が高い状態が続くからです。

糖尿病網膜症は発症してもすぐに失明するというわけではありません。進行状況に応じて治療法も異なります。

■糖尿病網膜症の治療法

糖尿病網膜症の治療は、進行状況や発症部位によって変わります。

初期段階で発見された場合、眼科で定期的に病状を観察し、血糖値をコントロールする内科的な治療になります。網膜の毛細血管が広範囲に渡って詰まっている場合、網膜の血液が滞っている箇所にレーザー光線を当てる「レーザー網膜光凝固」という治療が必要になります。

病気がかなり進行している場合、レーザー網膜光凝固に加えて、硝子体の手術が必要です。手術で硝子体に広がった出血や増殖膜を取り除きます。

この状態まで病気が進行していると飛蚊症や網膜剥離が生じていることがあり、失明に至る危険があります。

■まとめ

糖尿病網膜症は、日本人の成人が失明する原因の第一位です。

自覚症状がない糖尿病網膜症を予防するには、糖尿病に気づき治療をしっかりすることです。血糖値を安定させることが大切です。

生活習慣病である糖尿病を発症した人は、定期的に眼科で検査を受けることをお勧めします。網膜症以外にも網膜剥離白内障を合併する可能性があるので注意しましょう。

糖尿病網膜症は自覚症状がありません。視力に異変を感じてからでは手遅れになることが多いので、早期発見が重要になります。

糖尿病を長期間患っている人は気をつけましょう!



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