理想の枕の選び方〜素材の種類と特徴を知る

枕は硬さを重視する?

枕を購入するとき、多くの人が硬さを重視します。枕の硬さは、枕の中に詰められている素材の種類と詰め方で決まります。

枕の硬さの好みは人によって異なり、枕の硬さが変わると眠れなくなることがありますよね。硬い枕に慣れている人は、羽毛のようなフワフワした感触に抵抗があり、柔らかい枕に慣れている人は、そば殻の寝返りをうつ度に発する音に耐えられないというケースがあります。

一般的に男性は硬い枕を好む傾向があり、女性は柔らかい枕を好む傾向があります。

枕の素材は自分が寝心地がいいと感じるものを選ぶのが、安眠を求める上で重要になります。

枕の素材と種類について

枕の素材には、それぞれに優れている点と欠けている点があります。そこで、代表的な枕の素材のメリットとデメリット、買い替えの目安を紹介します。

昔から親しまれてきたそば殻は、適度な硬さを持ち、通気性や放熱性に優れ、高温多湿の日本気候に最適な天然素材です。

しかし、天然素材のため壊れやすく、手入れが行き届いていないと虫がついたり、アレルギーの原因になります。アレルギー体質の人や喘息の人には不向きな素材です。また、そば殻が割れるのであまり長持ちしないというデメリットもあります。買い替えの目安は1年です。

羽毛は、優れた吸湿性と放湿性があり、頭が優しく包み込まれるような感触があるので人気の素材です。劣化しにくいというメリットもあります。ただし、柔らかいので安定性に欠けます。柔らか過ぎる枕は、肩こりや頭痛の原因になるので注意が必要です。買い替えの目安は2~3年です。

パンヤは、天然繊維の綿の素材のことをいいます。羽毛と同様に柔らかくて感触がいいのが特徴です。通気性が悪いので湿気がたまりやすいのが欠点です。へたりやすいので枕の形が変わってしまうというデメリットもあります。買い替えの目安は1~2年です。

ポリエステルは、クッション性に優れ、柔らかくてボリュームがあるのが特徴です。枕の素材の定番で安価で買えるので人気があります。しかし、通気性が悪く、放湿性に乏しいのが欠点です。徐々にクッション性やボリューム感が失われていきます。買い替えの目安は2~3年です。

プラスチックは、通気性がよく、清潔に保ちやすいのが特徴です。形状は、筒状のもの、ボール状のものなど様々です。吸湿性がないのが欠点です。買い替えの目安は4~5年です。

備長炭は、消臭効果があり、炭から発生するマイナスイオンには鎮静作用が期待できます。ヒノキチップにはリラクゼーション効果があり、鎮静効果も期待できます。いずれも寝心地に個性があるので好き嫌いが分かれます。買い替えの目安は1~2年です。


理想の枕の選び方

枕の素材には、メリットとデメリットが必ずあります。実際に自分で寝てみて一番寝心地がいいと感じたものを選びます。枕の善し悪しを値段や話題性で判断するのはやめましょう。

理想の枕を選ぶ上でひとつだけ重要なポイントがあります。

頭が深く沈んでしまうくらい、柔らか過ぎる枕はおすすめできません。寝ているときに頭と首が不安定な状態になるからです。これだと首に負担がかかり、眠りが浅くなります。

理想は、後頭部から首にかけて均等に圧力が分散される硬さがよく、目安としては自分の好みより少し固めを選びます。高さは、頭部が枕にすっと収まり、首に負担がかからないことが重要です。枕をしていないような間隔になれるのがベストです。

自分に合う枕を見つけて、快適な眠りを手に入れましょう。



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